日銀金融経済概況 県内景気は5か月連続で「拡大基調にある」

日本銀行那覇支店は、県内の景気について、個人消費や観光が好調なことから5か月連続で「拡大基調にある」としています。

日銀那覇支店が発表した今月の県内の金融経済概況によりますと12月の「個人消費」は穏やかに増加しています。

具体的には、販売額が、前の年の同じ月に比べて、▼ドラッグストアで8.3%、▼コンビニで6.3%、▼デパート・スーパーで4.2%、それぞれ増加しました。

また「観光」は、観光客数が5%増加していることなどから「拡大基調にある」としています。

このほか「公共投資」も増加していることなどから、日銀那覇支店は県内の景気について5か月連続で「拡大基調にある」と判断しています。

そのうえで、景気の先行きについては5か月連続で「拡大基調が続く」としています。

一方、値上げによる家計への影響が徐々に拡大してきているほか、沖縄の旅行代金が高くなり、ほかの地域に観光客が流れている可能性もあるということです。

日銀那覇支店は「物価高による商品や料金などの値上げに伴う動向を見ていきたい」としています。