北谷町の飲食店で食中毒 4日間の営業停止に

北谷町の飲食店で焼き鳥などを食べた2人が発熱や下痢の症状を訴え、検査したところ「カンピロバクター」による食中毒だったことが分かり、保健所はこの店を4日間の営業停止処分にしました。

4日間の営業停止の行政処分を受けたのは、北谷町港にある「炭火串焼月と噐」です。

県によりますと、今月5日にこの店で焼き鳥のレバーなどを食べた20代の女性2人が発熱や下痢の症状を訴え、検査したところ食中毒を引き起こす「カンピロバクター」が検出されました。

中部保健所は食中毒と判断し、19日から22日までの4日間の営業停止の処分にしました。

県によりますと、去年県内で発生した食中毒は29件で、このうち20件がカンピロバクターによるものだったということです。

県衛生薬務課は「未加熱や加熱不十分な鶏肉料理を原因としたカンピロバクターによる食中毒があとを絶たない。以前、流通している鶏肉を県が調査したところ、カンピロバクターが97%の割合で見つかっていて、“新鮮だから安全”ではない。中心部まで十分に加熱し、生焼けと感じたら焼き直しをお願いしてほしい」と呼びかけています。