陸自・訓練場断念を! うるま市議などが新グループ設立で準備

うるま市に陸上自衛隊の訓練場を整備する防衛省の計画をめぐり、地元の自治会の代表や地元出身の市議などが計画の断念を求めて新たなグループを設立しようと準備を進めています。

防衛省は、那覇市に司令部がある陸上自衛隊第15旅団の師団への改編で人員が増加し訓練が増えるため、うるま市石川のゴルフ場跡地およそ20ヘクタールを取得し、新たに訓練場を整備する計画です。

この計画について、ゴルフ場跡地のある旭区自治会やうるま市石川の15の自治会の代表で作る自治会長会が反対の姿勢を示していて、玉城知事も防衛省に計画の見直しを求めています。

こうした中、旭区自治会の代表やうるま市石川出身の超党派の市議などが計画の断念を求めて新たなグループを設立しようと準備を進めています。

グループには、アメリカ統治下にアメリカ軍の戦闘機が市内の宮森小学校に墜落し、18人が犠牲になった事故の悲劇を語り継ぐ活動を行うNPOの代表も参加することになっています。

グループ設立後は、計画の断念に向けて署名活動や市民集会の開催を計画しているということです。

また、地元の旭区自治会は、計画の断念を求める請願書をうるま市議会に提出していて、市議会の総務委員会で来月、審査されることになっています。