高校部活動で部員の生徒にわいせつな行為 顧問の教諭懲戒免職

高校の部活動で部員の女子生徒にわいせつな行為をしていたとして、県は15日、この部活動の顧問だった男性教諭を懲戒免職にしました。

懲戒免職になったのは、県立高校に勤務している40代の男性教諭です。

県教育委員会によりますと、男性教諭は部活動の顧問をしていて、去年の秋に部員だった女性から「当時の顧問にわいせつな行為をされた」と相談が寄せられたということです。

その後、県教育委員会が女性の当時の担任や関係者に聞き取りなどを行ったところ、男性教諭が数年前に女性に複数回キスをしたりホテルで一緒に宿泊したりするなど、わいせつな行為をしていたことが明らかになったということです。

女性は、数年前の出来事を相談した理由について、「生徒にわいせつな行為をした教諭がいまだに教職に就いているのが許せなかった」と話しているということです。

男性教諭は県教育委員会に対し、「多くの人に迷惑をかけ教師という仕事の信用にも関わる失態を招き、本当に申し訳なく思っている」と述べているということです。

県教育委員会は「教員にあるまじき行為で決して許されるものではない。再発防止と信頼回復に務めていく」とコメントしています。