受験生を応援 那覇の銀行 食堂を自習スペースに開放

県立図書館が臨時休館しているのにあわせて、那覇市の沖縄海邦銀行は、図書館で勉強してきた受験生を応援しようと行内の食堂を自習スペースとして開放しています。

受験生などが自習する場所としても利用している県立図書館は、情報システムの入れ替えなどのため、今月いっぱい休館します。

このため沖縄海邦銀行は、那覇市久茂地の本店9階にある食堂を6日から自習スペースとして開放していて、中学3年生以上の受験生などが本店1階で学生証などを提示すれば利用できます。

7日は、中学生や高校生などが勉強に励んでいました。

利用できるのは平日は午後2時から7時まで、土日は午前9時から午後7時までで、100席分が用意されていて、無料のWi−Fiも使えます。

また無人の売店で、のどあめや飲料水などを購入することもできるということです。

今月、看護師の専門学校を受験する女性は「図書館が閉まっているので、こんなにきれいな場所を提供してもらえてありがたいです。合格できるように頑張ります」と話していました。

沖縄海邦銀行総合企画部の新里康調査役は「受験生には大事なシーズンで、自宅で勉強することができない人もいると思うので、サポートしたいという気持ちです」と利用を呼びかけていました。

自習スペースの開放は、今月いっぱい続けられるということです。