那覇市新年度予算案 一般会計総額1747億円余 過去最大に

那覇市は新年度予算案を発表し、物価高への対応や子育て政策の充実などを図った結果、一般会計の総額は1747億8900万円となり、過去最大となりました。

那覇市は7日、一般会計の総額が過去最大の1747億8900万円となる新年度予算案を発表し、7日に開会した市議会の2月定例会に提出しました。

新年度予算案に盛り込まれた事業は143に上ります。

このうち、学校給食をめぐっては、物価高の中、子育て世帯の負担を軽減するため、5か月分の費用の一部に公費を充てる事業に9300万円余りを計上します。

ただ、去年9月から時限的に行っていた給食費の無償化は継続されず、新年度からは小学校では4500円、中学校では5000円の従来の額に戻すということです。

また、生活保護を受給している世帯などの子どもが塾などを利用する際に、その費用を支援する事業に1億9900万円余りを計上します。

今、小学4年生から6年生までとしている対象を、新年度からは中学生まで拡充します。

知念市長は7日の記者会見で、「しっかり手当てすべきところは手当てするという視点で予算編成を行い、結果として子どもの施策は必要なので手厚くなったと思っている」と述べました。