国頭村の海岸に死んだザトウクジラ打ち上げられる

7日朝、国頭村の海岸に子どものザトウクジラとみられるクジラ1頭が打ち上げられているのが見つかりました。
クジラはすでに死んでいて県が処分の方法を検討しています。

国頭村によりますと、7日朝7時ごろ、国頭村伊地の海岸でクジラ1頭が打ち上げられているのを地元の住民が見つけました。

村や県北部土木事務所、それに沖縄美ら島財団の職員が確認したところ、体長は3メートルから4メートルほどで、子どものザトウクジラとみられるということです。

海岸では地元の人が写真を撮ったり近づいて観察したりする姿が見られました。

県北部の近海にはこの時期、繁殖や子育てのため多くのザトウクジラがやってきますが、打ち上げられたクジラの性別や死因は分からないということです。

国頭村に住む男性は「まだ小さいのに死んでしまいかわいそうです。どうして死んだのか不思議に思っています」と話していました。

また、国頭村に住む女性は「今まで死んだカメが漂着しているのは見たことはありますが、クジラは初めてです。海岸で置いたままの状態にしておくのはかわいそうです」と話していました。

海岸を管理する県北部土木事務所は今後、関係機関と協議した上で、処分の方法を検討するということです。