連合沖縄が春闘開始を宣言 去年上回る5%以上の賃上げ求める

連合沖縄は、5日集会を開き、ことしの春闘の開始を宣言して、去年を上回る5%以上の賃上げを求めていくことなどを確認しました。

ことしの春闘が県内でも始まるのにあわせて、連合沖縄はきのう那覇市で集会を開き、加盟する労働組合からおよそ350人が参加しました。

集会の中で連合沖縄の仲宗根哲会長は「物価の高騰で、このままでは暮らしはよくならない。持続的な賃上げを勝ち取っていこう」と述べました。

会場では、運輸産業で働く人たちでつくる運輸労連の代表も壇上に上がり、ことし4月からトラックドライバーの時間外労働の規制が強化されることを踏まえて、残業が減っても賃金が減らないよう交渉に臨む決意を示しました。

連合沖縄は、中小企業では賃上げ率の格差が生まれているとして、ことしの春闘では全体の底上げを目指して、去年を上回る5%以上の賃上げを求めていくことを確認しました。

集会では、最後に「みんなで賃上げ!ステージを変えよう」と参加者が一斉に声を上げていました。

仲宗根会長は「いま賃上げの機運が高まっているので、ことしはチャンスだと思う。しっかりと取り組んで賃上げを勝ち取っていく決意で春闘に臨みたい」と話していました。