能登地震で県内避難している人の食物アレルギー相談窓口を開設

沖縄県内でも能登半島地震で被災した人たちの受け入れが進む中、食物アレルギーがあり、慣れない食事や環境に不安がある避難者たちの相談に対応する窓口が開設されました。

県によりますと、能登半島地震で被災し、県内のホテルなどへ避難している人は、今月2日時点で17人いて、さらに40人余りが県に支援を申し込む手続きを進めています。

こうした中、食物アレルギー対応を支援している団体の「アレルギー対応沖縄サポートデスク」は、避難した人や受け入れた宿泊施設の相談に対応する窓口を先月29日に開設しました。

団体は5日那覇市内で記者会見を開き、慣れない食事や環境に不安がある避難者たちに対して、県内の患者支援団体と連携して電話やSNSで相談を受け付けたり、医療機関やアレルギー対応商品を販売する店などの情報を提供したりするといった窓口のサービス内容を紹介しました。

団体の事務局をつとめる栩野浩さんは「アレルギーのある食べ物で体の調子が悪くなると、救急車を利用せざるを得ないリスクを抱えている方もいます。避難する方に本当に心からゆっくり休んでいただきたい。アレルギーに対する心配事を解消する助けになればと思う」と話していました。