沖縄地方 前線の影響で久しぶりに雨 ダム貯水率は変化望めず

5日の沖縄地方は、前線の影響でところによっては久しぶりに雨が降る天気となりました。
ただ、本島北部の水源付近の24時間の雨量は10ミリ前後で、減少が続くダムの貯水率に劇的な変化は望めない状況です。

気象台によりますと、前線が南西諸島を通過している影響で、5日の沖縄地方は雨や曇りの天気となっています。

5日午前11時までの24時間には、粟国空港で18.5ミリ、与那国空港で18ミリの雨が降りました。

また、沖縄本島の水源のダムがある本島北部では、国頭村奥で13.5ミリ、本部町で11ミリ、国頭村比地で9ミリなどとなっています。

気象台によりますと、6日の沖縄地方は、大陸の高気圧の張り出しに伴う寒気の影響でおおむね曇りで、ところによっては雨が降る見込みだということです。

一方、5日午前0時現在、沖縄本島にある11のダムの貯水率は51.8%と、前の日に比べて0.3ポイント減っています。

沖縄県渇水対策連絡協議会の事務局では「この雨量ではダムの貯水率に劇的な変化は望めず、引き続き、県民の皆さんに節水をお願いしたい」としています。