玉城知事 フィリピンで沖縄県人会の人たちと交流深める

玉城知事は4日、フィリピンで現地の県系人たちを訪れ、意見交換を行うなどして交流を深めました。

今月2日から4日までフィリピンを訪れた玉城知事は4日、フィリピンで暮らす県系人たちを訪れました。

県によりますと、フィリピンの県人会にはおよそ1800人が所属しているということで、この日は、沖縄から移住した人など1世から4世の10人と意見交換を行いました。

この中で、現地で暮らす人たちからは、交流を活発化させるためにフィリピンと沖縄を結ぶ直行便が飛ぶよう働きかけてほしいとか、フィリピンの優秀な人材を沖縄に送り込むため、県がフィリピンに日本語学校を作ること、それに沖縄にあった総領事館を復活させてほしいといった意見が寄せられたということです。

このあと、玉城知事は現地の人たちが披露する音楽を聞くなどして交流を深めていました。

意見交換に出席したフィリピン沖縄県人会連合の屋良朝彦副会長は「われわれの要望やその切実さは、来ないと分からないと思うので、こういう機会があって本当によかった」と話していました。

玉城知事は「ひとつひとつ沖縄とフィリピンの信頼関係を高めていくことが重要で、みなさんも期待していることを強く感じた。フィリピンと沖縄の交流に力を入れていきたい」と話していました。