子どもたちが育てた野菜や花を販売 石垣市川原小学校

石垣市の小学校で、子どもたちが育てた野菜や花を販売する催しが開かれました。

4日、石垣市の川原小学校では子どもたちが校内で育てた野菜や花を販売する年に1回の「川原マーケット」が開かれました。

「総合的な学習」の一環として行われ、30人の子どもたちが「営業」や「会計」などの役割を分担するのが特徴です。

子どもたちは4日は朝から収穫した野菜の袋詰めや陳列をしたあと「いらっしゃいませ」「ありがとうございました」など接客に必要なあいさつを大きな声で練習して開店を待ちました。

そして、午前10時に始まると、訪れた人たちに大きな声で商品を売り込み、レタスやタマネギなど8種類の野菜とサルビアやマリーゴールドなど5種類の花を50円から200円で販売しました。

1時間を待たずに完売となり、売り上げは6万2千円余りだったということです。

小学6年生の男の子は「人が多くて緊張しました。農業の大変さや、楽しい思いも苦しい思いもわかっていい経験になりました」と話していました。

また、小学6年生の女の子は「豊作でたくさん採れた野菜が全部売り切れてよかった。お客さんが笑顔で話してくれてうれしかったです」と話していました。

訪れた地元の男性は「農業が盛んなこの地域で子どものうちから土いじりすることは大切だと思うので、ずっと続けていってほしい」と話しています。