那覇市の飲食店で客の4人が食中毒 2日間の営業停止に

那覇市の飲食店で、焼き鳥などを食べた4人が下痢や腹痛などの症状を訴えていたことがわかり、保健所は食中毒と断定してこの店を2日間の営業停止処分としました。

営業停止処分となったのは、那覇市安里にある「二万八千石」です。

市によりますと、去年12月16日と19日にこの店を利用して焼き鳥のレバーやハツなどを食べた、20代と30代のあわせて4人が、下痢や腹痛などの症状を訴えたということです。

県や市が調べたところ、4人から食中毒を引き起こす細菌の「カンピロバクター」が検出されたため、那覇市保健所では店が提供した料理が原因の食中毒と断定し、2日までの2日間、営業停止処分としました。

現在、症状を訴えた4人は回復しているということです。

市は「鶏レバーやささみの刺身など未加熱や、加熱が不十分な鶏肉料理が原因のカンピロバクターによる食中毒が多発している。生肉などを食べることは食中毒のリスクが高いことを認識して、できるだけ食べないよう心がけてほしい」と呼びかけています。