県内で働く外国人労働者1万4000人余 過去最多に

県内で働く外国人労働者の数は1万4000人余りとこれまでで最も多いことが、沖縄労働局のまとめで分かりました。

沖縄労働局のまとめによりますと、去年10月末時点で、県内で働く外国人労働者の数は1万4406人と、前の年の同じ時期に比べ2677人、率にして22.8%増加しました。

また、外国人労働者を雇用する事業所は3029か所で、前の年より278か所、率にして10.1%増えました。

外国人労働者の数と雇用する事業者の数は、いずれも2007年に外国人の雇用状況の届け出が義務化された以降、最も多くなりました。

国籍別では、ネパールが3428人で最も多く、次いでベトナムが2206人、インドネシアが2110人などとなっています。

雇用する事業者を産業別にみると、多い順に「宿泊業・飲食サービス業」が539か所と、全体の17.8%を占めているほか、卸売業・小売業が444か所、建設業が443か所などとなっています。

外国人労働者の増加について、沖縄労働局は「新型コロナに伴う入国規制が解除されたことや、専門の技能を持つ外国人に与えられる『特定技能』が増えたことなどが影響している」と分析しています。