プロ野球のキャンプ始まる 各地に多くの観光客集まる

1日からプロ野球のキャンプが始まり、県内各地のキャンプ地に多くの観光客が集まっています。

このうち、横浜DeNAベイスターズがキャンプを行う宜野湾市の球場では、午前9時から普天満宮の宮司による天候祈願が行われました。

練習では、今帰仁村出身の平良拳太郎投手やドラフト1位ルーキーの度会隆輝選手などが注目を集めていました。

シンクタンクによりますと、県内のプロ野球キャンプの経済効果は去年100億円あまりに上っていて、1日も全国からファンが集まっていました。

神奈川県藤沢市から来たファンは「選手との距離が近いのがすごく魅力的で、毎年夫婦で来ています」と話していました。

神奈川県川崎市から来たファンは「度会選手を応援しようと思って去年10月には予約しました。今回で4回目です」と話していました。

また、那覇市から来た男性は「平良投手や地元の選手にがんばってもらいたい。沖縄を盛り上げてもらいたい」と話していました。

一方、浦添市で行われている東京ヤクルトスワローズのキャンプ会場では、キッチンカーやグッズを販売する店が並び、多くのファンが練習を見る合間に食事や買い物をして楽しんでいました。

観客の中には海外から訪れた人もいました。

スタンドの最前列で熱心にカメラを構えていた男性は台湾からの観光客で、台湾でプロ野球中継を見るうちにファンになったということです。

台湾から来た男性は「日本に来るときはほぼいつもプロ野球を見ています。お目当ては村上選手です。選手が練習をするところを見ながら写真を撮ります。奥さんにもグッズを買いました」と話していました。

県内では、このほか、宜野座村で阪神、北谷町で中日、石垣島でロッテ、金武町で楽天、名護市で日本ハムが1日からキャンプを始めました。

今月中旬からは、沖縄市で広島、那覇市で巨人がキャンプを行う予定で、県内では9球団がシーズン開幕に備えます。