本部町 海洋博公園 沖縄では珍しいチューリップが花咲かせる

本部町の海洋博公園では、温暖な沖縄では珍しいチューリップが花を咲かせ、訪れた人が一足早い春の雰囲気を楽しんでいました。

本部町の海洋博公園にある熱帯ドリームセンターでは、栽培しているチューリップが花を咲かせる毎年この時期に「チューリップフェア」という催しを開いています。

ことしは25種類余り、およそ7万本のチューリップがピンクや黄色など色鮮やかな花を咲かせています。

年間を通して気候が温暖な沖縄ではチューリップが開花しにくいため、気温がおよそ5度に保った冷蔵施設で2か月間、球根を保管し、花が咲くようにしているということです。

会場にはチューリップのほのかな甘い香りが広がり、訪れた人が一足早い春の雰囲気を楽しんでいました。

東京から訪れた女性は「すごいきれいですね。東京ではまだ咲いてないので大満足です」と話していました。

また、地元の小学2年生の児童たちは「花がいっぱいあって、カラフルできれいだった」などと話していました。

海洋博公園管理センター植物課の島袋林博課長は「チューリップは童謡にも登場し、子どもたちも知っていますが、栽培するとなると沖縄では難しい植物です。いろいろな種類や色合いがあり、見てもかわいらしく、香りも堪能してほしいです」と話していました。

この「チューリップフェア」は、来月4日まで開かれています。

入館料は高校生以上が760円、中学生以下が無料です。