古謡など民俗芸能を保存し継承する大会 石垣市

石垣市に伝わる民俗芸能を保存し継承しようと島の人たちが古謡などを披露する大会が、27日、石垣市で開かれました。

この「石垣市民俗芸能振興大会」は、石垣市の各地に古くから伝わる民俗芸能を保存し継承しようと石垣市が開いています。

各地区の公民館など5つの団体からおよそ120人が参加し、このうち新川字会の「南風ぬ島カンター棒」では赤い髪の男性たちが棒を使った舞や獅子舞を披露しました。

このほか、それぞれの地域に伝わる「ユンタ」や「ジラバ」と呼ばれる古謡も披露されました。農作業の合間に歌われたものや、恋する男女のやりとりを歌ったものです。

会場を訪れた中学2年生の女子生徒は「地域によって踊り方や獅子の扱い方などが違って面白かったです。郷土芸能部に所属しているので自分たちも伝統芸能の継承をできたらいいなと思います」と話していました。

「シシブサー」と呼ばれる獅子使いの役を演じた白保地区の男性は「白保の獅子は子どもの頃から慣れ親しんだ誇りでもありますし感無量です。疲れましたがいい思い出になりました」と話していました。