石垣市平得地区で伝統行事の「種子取祭」 豊作や健康を祈願

石垣市の平得地区で五穀豊じょうや住民の健康を祈願する伝統行事の種子取祭が行われました。

28日は行われた石垣市平得地区の種子取祭では、はじめに米や麦など五穀の種が伝えられたという海岸にある多田御嶽で若者たちが竹竿の先にススキの葉をつけた山頭を奉納し、神に仕える女性4人がことし1年の豊作を祈願しました。

このあと、山頭を先頭に神聖な場所とされる大阿母御嶽まで練り歩き五穀の種を拝殿に供えました。

続いて、女性やお年寄りたちが伝統の踊りを披露したほか、御嶽の前を農耕馬が駆け抜ける「カタバル馬」と呼ばれる神事も行われました。

カタバル馬に参加した高校1年の女子生徒は「ことしの豊年を願いながら乗りました。また機会があったら乗りたいです」と話していました。

平得地区出身で沖縄本島に住む20代の女性は、「緊張もありましたが、馬と一緒に走れたのでよかったです。これからも島に帰ってきて積極的に行事に参加していきたいです」と話していました。

また、踊りに参加した40代の女性は「ことしは年始から災害や悲しいことがありましたが、それを乗り越えて私たちも頑張って力になれるような1年にしたいと思います」と話していました。