名護で美しい自然や人情を歌った民謡「二見情話」の大会

名護市東海岸の美しい自然や人情を歌った民謡、「二見情話」を披露する大会が、名護市で開かれました。

「二見情話」は、79年前の沖縄戦当時、本島南部から今の名護市二見地区に避難していた照屋朝敏さんが作った民謡で、二見や久志、辺野古といった名護市東海岸の美しい自然や人情、それに平和への願いが込められています。

27日、「名護さくら祭り」の会場で行われた大会には、県内外から14組の男女のペアが出場しました。

このうち、福岡県から参加した全盲の田里友邦さんと玉城結さんのペアは、大会に憧れて腕を磨いてきたということで、息のあった歌声を披露しました。

また、宜野湾市と千葉県から出場した仲村浩さんと近藤さおりさんのペアは、東京で同じ三線教室に通っていたことがきっかけで参加することになったということで、情感たっぷりに歌い上げました。

最優秀賞に輝いた仲村さんと近藤さんは、「皆さんが二見情話をきいてくれてうれしかったです。地元で歌い二見の人の心のやさしさを感じました」と話していました。

また、田里さんと玉城さんは、「心を込めて歌いましたが、練習の成果は出せませんでした。もっとレベルを上げていきたいです」と話していました。