沖縄に駐留する米軍トップが交代 新たにターナー中将が就任

沖縄に駐留するアメリカ軍のトップの交代式が26日、宜野湾市の普天間基地で行われ、新たに就任したロジャー・ターナー中将は自衛隊との連携を重視していく考えを示しました。

沖縄に駐留するアメリカ軍のトップ、四軍調整官は在日アメリカ海兵隊の司令官が兼務していて、26日付けでロジャー・ターナー中将が就任しました。

26日午後、普天間基地で交代式が開かれ、池田副知事や宜野湾市の松川市長など、沖縄県や日本政府、それに自衛隊の関係者などおよそ300人が出席しました。

式では、前任のジェームズ・ビアマン中将からターナー中将に部隊の旗が手渡されました。

このあと、ターナー中将は演説を行い、「司令官に就けるのは大変光栄であり、海兵隊をはじめとする沖縄の部隊や日本などの同盟国と協力できるのを大変楽しみしている」などと述べました。

式のあと、ターナー中将は、記者団に対し「自衛隊との関係は強固で、私たちは自衛隊と継続的に訓練を行っている。両組織が一体となることで相乗効果が生まれ、日本にとって素晴らしい安全保障を提供できる」などと述べ、自衛隊との連携を重視していく考えを示しました。

また、沖縄の基地負担の軽減について問われると、「日本政府との合意に従い、海兵隊の部隊をことしからグアムへの移動を開始する用意ができている。それがわれわれが向かっている方向だ」と述べました。