米軍パラシュート降下訓練で誤って基地外に降下 復帰後38件

県によりますと、1972年の本土復帰以降、県内で行われたアメリカ軍のパラシュート降下訓練で、基地の外に誤って降下したのは38件だということです。

38件には、兵士の降下のほかに物資が落下したケースも含まれます。

内訳は、伊江島補助飛行場で21件、2006年に返還された読谷補助飛行場で16件、津堅島訓練場で1件となっています。

1996年に日米両政府が合意したSACO最終報告では、パラシュート降下訓練は原則として伊江島補助飛行場で行うことになっています。

本土復帰前の1965年には、読谷村でパラシュートを付けたアメリカ軍のトレーラーが民家の庭先に落下し、遊んでいた小学5年生の女の子が死亡する事故も起きています。