導水管の破損・漏水問題 修繕工事完了し漏水止まる うるま市

浄水場へ水を送る導水管がうるま市で破損し漏水していた問題で、県は25日、改めて修繕工事を行い、午後1時前までに漏水が止まりました。

県企業局の西原浄水場へ水を送る導水管は、今月16日にうるま市昆布で4センチの幅で破損し、水が漏れているのが見つかりました。

25日は午前10時ごろから修繕工事が行われ、まず穴をふさぐ栓を入れて水が漏れ出すのを止めました。

そして、その上に縦横20センチから30センチほどの鉄板を溶接し、午後1時前までに工事が完了し、漏水が止まりました。

この工事をめぐって、県企業局は23日、円柱の形をした部品を溶接すると説明していましたが、作業方法を変更したということです。

県企業局によりますと、今回の漏水した導水管は48年前の1976年に設置されたもので、原因として老朽化が考えられるとしています。

18日から19日にかけても復旧工事が行われましたが、設備の不具合で導水管から水を抜けず中止になっていて、この際に工業用水の供給が停止されたため一部の企業で製造を中止するなどの影響が出ていました。

県企業局は「市町村、事業者、県民の皆様にご迷惑をおかけして申し訳ありません。今回の漏水の検証を行い原因を究明したい」とコメントしています。