浦添市の飲食店で焼き鳥などを食べた4人が食中毒

浦添市の飲食店で、焼き鳥などを食べた4人が、下痢や発熱などの症状を訴えていたことがわかり、保健所は食中毒と断定して、この店を2日間の営業停止処分としました。

営業停止処分となったのは、浦添市伊祖にある「鶏とロマン」です。

県によりますと、先月29日、この店で焼き鳥やよだれ鶏などを食べた20代の4人が、その後、下痢や腹痛、発熱などの症状を訴えたということです。

保健所が調べたところ、4人のうち3人から食中毒を引き起こす細菌の「カンピロバクター」が検出されたため、保健所では店が提供した料理が原因の食中毒と断定し、24日から25日までの2日間の営業停止処分としました。

現在、症状を訴えた4人は回復しているということです。

県によりますと、去年、県内では速報値で28件の食中毒が発生していて、このうちカンピロバクターは19件となっています。

県は、「鶏の刺身など未加熱や加熱が不十分な鶏肉料理が原因のカンピロバクターによる食中毒があとをたたない。焼き鳥などの肉料理は十分に加熱し、生焼けと感じた場合は焼き直しをお願いするようにしてほしい」と呼びかけています。