波照間空港と新石垣空港結ぶ新路線 16年ぶりに就航

波照間空港と新石垣空港を結ぶ新たな路線が、22日から就航しました。
波照間島が航空路線で結ばれるのは平成20年以来、16年ぶりです。

大阪に本社を置く第一航空は、新石垣空港と波照間空港それに多良間空港をそれぞれ結ぶ路線を22日から就航させました。

このうち、波照間空港には地元の竹富町の前泊正人町長ら13人が乗って満席となった航空機が、新石垣空港を離陸してからおよそ20分後の午前10時5分に着陸し、到着ロビーで島民の歓迎を受けました。

また、新石垣空港へ折り返す前にはセレモニーが開かれ、第一航空の西洞院満寿美社長や前泊町長らがあいさつをして、平成20年以来、16年ぶりとなる、波照間空港からの出発を祝いました。

新石垣空港へ向かう機内では、乗客たちが窓の外に広がる竹富町の美しい島々の景色やフライトの感触を確かめていました。

新石垣空港行きの便に搭乗した70代の女性は「とてもうれしいです。3か月に一度、那覇の病院へ通っているのですが、石垣の港からタクシーやバスで空港へ行く必要がなくなり、直接乗り継ぎができるというのは感無量です。これからも存続していってほしいです」と話していました。

また、60代の女性は「きょうは石垣島で急な用事があって、悪天候のなか船に乗るのは大変だと思っていたので、予約が取れたのでよかったです」と話していました。