能登半島地震 沖縄への避難の問い合わせ12件

能登半島地震の被災者の受け入れをめぐり、沖縄県に対し、沖縄への避難を検討しているという問い合わせが16日までに12件あったということで、県は受け入れの準備を進めています。

今月1日に石川県で発生した能登半島地震では、これまでに232人が死亡し、いまだに21人の安否がわかっていません。

さらに、およそ1万5300人が避難所での生活を余儀なくされていて、県によりますと、沖縄への避難を検討しているという問い合わせが16日までに12件あったということです。

県は、広域避難の受け入れを進めるため「被災者支援ワーキングチーム」を設置し、被災者に対し、那覇空港との間の往復の航空運賃全額と1泊7000円を上限に宿泊費の補助を行い、300人ほどをホテルなどの宿泊施設で受け入れることにしています。

公営住宅でも受け入れるため、県営住宅20戸と、沖縄市など4つの市の市営住宅7戸の合わせて27戸を確保していますが、公営住宅には家電や家具がないことから、県は支援の方法を検討しているということです。

「被災者支援ワーキングチーム」の問い合わせ先は098ー866ー2107で、平日の午前9時から午後5時まで受け付けています。