沖縄本島のダムの貯水率63.9% 過去10年で最低

去年9月以降、雨が少ない状況が続いていることから、沖縄本島にあるダムの今月1日時点での貯水率は、過去10年で最低となっています。

国や県などで作る沖縄渇水対策連絡協議会によりますと、沖縄本島に11あるダムの今月1日時点での貯水率は63.9%となっています。

これは平年の81.8%に比べておよそ18ポイント少なく、過去10年で見ても最低となっています。

去年は、8月に台風6号がおよそ1週間にわたって本島地方に影響し続けたことから、国が管理する9つのダム周辺にある雨量計では平年の3倍となる750ミリの雨が観測され、貯水率は100%となりました。

しかし、9月以降は雨が少ない状況が続き、9月から12月までの4か月間の雨の量は、平年に比べておよそ40%少ない457ミリとなっていて、ダムの貯水率は減少が続いています。

すぐに給水制限を行う状況ではないものの、沖縄渇水対策連絡協議会では1月としては異例となる臨時の会議を今月16日に開催することにしていて、現状や今後の気象予報などを確認した上で、県民に対して節水を呼びかけるかや呼びかける場合はどのように行うかなどを話し合うことにしています。