辺野古の車両ゲート前 移設反対の県民が抗議の声

国が大浦湾側での工事に着手した10日、名護市辺野古にあるアメリカ軍キャンプシュワブの工事車両が出はいりするゲートの前では、午後3時ごろから移設に反対する人たちが「県民はあきらめない」などと書かれたプラカードを持って抗議の声をあげていました。

およそ10分後、警察官が座り込む人たちを抱えるなどしてゲートの脇に移動させると、石材や土砂を積んだダンプカーなどが次々と中に入っていきました。

抗議活動に参加していた読谷村の73歳の男性は「県民が反対している中で工事をやることは絶対に許せないし、玉城知事も『話し合いを』と言っていたので、国には県民の意思を尊重してほしかったです」と話していました。

那覇市の78歳の女性は「民主主義や地方自治も関係なく工事を強引に押し進める政府の姿勢はよくないと思う」と話していました。