宜野湾市民「速やかな返還」「県内移設に反対」の声が聞かれる

アメリカ軍普天間基地の移設先になっている名護市辺野古沖の工事が10日着工されたことを受けて、普天間基地を抱える宜野湾市の住民からは速やかな返還を求める声や県内への移設に反対する声が聞かれました。

80代の男性は「住んでいて危険性を感じます。普天間基地は返還してほしいですが、工事には時間も予算もかかります。返還に時間がかかって工事にも時間がかかるとなるとあまりにも中途半端だ」と話していました。

普天間基地の近くに住む70代の女性は「普天間基地はなくしてほしいのですが、県内への移設は反対です。きょうの着工は国の横暴で、地方自治体の権利が無視されていると思います。国は一方的で、話し合いの場が全然ないと感じるので、もっと話し合いをして、そこから道を見つけてほしい」と話していました。