20歳になる若者たちが「明」の光文字を山の斜面に点灯

ことし20歳となる人たちが、漢字ひと文字を山の斜面に点灯させる恒例の催しが名護市で行われました。
ことしは未来をつくるという思いを込めた「明」という文字が街を照らしています。

名護市では毎年、20歳となる地元出身の若者たちが、「神ヶ森」と呼ばれている東江地区にある山の斜面に、光の文字を点灯させて門出を祝っていて、ことしで29回目となります。

7日夜は、山を見渡せる大型商業施設の屋上で、若者たちの代表7人がカウントダウンをして光の文字を点灯させました。

ことしの文字は、コロナ禍を経て明るい未来をつくっていくという思いを込めた「明」です。

縦、横40メートルの大きさで、121個の電球が使われています。

実行委員長の廣瀬敬矢さんは、「私たちは、高校生活が新型コロナによって不完全燃焼のまま終わってしまった思いがあり、コロナが『明ける』『明るい』未来をつくっていくという思いを込めました」と話していました。

また、実行委員会の女性は、「正月から不幸なニュースが続き暗い雰囲気ですが、『明』の文字を見ていただくことで、明るい未来につながることを願います」と話していました。

光の文字は、今月31日まで、午後6時から午後10時までの間、点灯します。