県医師会の医療救護班6人 被災者支援のため石川県に向け出発

能登半島地震の被災者を支援するため沖縄県医師会の医療救護班が7日、石川県に向けて出発しました。

石川県に向かったのは県内の医療機関に勤める医師と看護師、それに薬剤師などからなる医療救護班あわせて6人です。

7日午前、南風原町の県医師会館で出発式が行われ、医療救護班のリーダーを務めるもとぶ野毛病院の出口宝医師が「地震が起きてから1週間になろうとしていて、これから先はいかに災害関連死を防ぐかが大事になってくる。安全第一に活動したい」と決意を述べました。

救護班は今月1日の地震で震度6強の揺れを観測した石川県穴水町で今月12日まで被災者への巡回診療などを行う予定で、県医師会は今週半ばに第2陣の派遣も予定しています。

医療救護班のメンバーで牧港中央病院に勤める常住美穂看護師は「以前、熊本地震の被災地の避難所に行き、地震が続き眠れなかった人が話を聞いただけで少し落ち着いてくれたという経験がある。今回も時間がとれれば被災者一人ひとりと向き合いたい」と話していました。