石垣市の泡盛酒造所が被災地への寄付活動を始める

今月1日に発生した能登半島地震を受けて、石垣市の泡盛の酒造所が売り上げの一部を被災地に寄付する活動を始めました。

石垣市大川にある酒造所では、ボトルのラベルを「がんばろう!能登半島」と書かれたものに貼り替えた泡盛や泡盛を練り込んで作ったケーキの販売を、4日から店頭とインターネットで始めました。

酒造所では、こうした商品の今月の売り上げの20%を、被災地支援のために寄付するということです。

5日は、東京・杉並区から訪れた夫婦が、第1号のボトルを買い求めていました。

購入した男性は、「何とか被災地を応援したいと思って購入しました。旅行を楽しんでいいのかなという気持ちも少しありましたが、旅行先でもこうして支援させてもらえるとうれしいです。スピード感がすごいと思い、社長の人柄にほれ込みました」と話していました。

池原酒造の池原優社長は、「石垣島は、能登半島からは遠いですが、何か出来ないかとSNSでの発信など出来ることから始めました。お酒を飲むのを自粛するのではなく、飲みながら寄付できればいいなと思っています。石川県にも酒蔵が多く、被害もあると聞いているので、どうにか力になれたらと思っています」と話していました。