沖縄本島北部 “やんばる”の農産物の初荷式 名護

沖縄本島北部で生産された野菜や果実などをことし初めて出荷する初荷式が5日、名護市で開かれました。

初荷式にはJAや市町村の関係者、生産農家など80人が出席しました。

はじめに、生産農家を代表して名護市で野菜などを生産する比嘉清隆さんが「農業資材や燃料などの高騰で生産コストが経験したことがないほど厳しい状況にある。今後も、消費者に認められる産地になるよう、安心で安全な農作物づくりに努めてまいります」とあいさつしました。

そして、ゴーヤーやカボチャ、シークヮーサー、花きなどを積み込んだトラックが、拍手で見送られて県内外の市場に向けて出発しました。

JAおきなわによりますと、去年は台風6号などで農産物に被害が出たものの生産農家の努力で回復傾向にあるということで、野菜や果実のことしの出荷量は、去年より470トンほど多いおよそ2000トンを見込んでいるということです。

JAおきなわ北部地区営農振興センター農産部の儀間則弘部長は「やんばるは、中南部にない特徴のある野菜や果実などの生産地なので全国の皆様に利用していただきたい」と話していました。