うるま市で恒例の新春闘牛大会

闘牛が伝統文化として盛んに行われている沖縄県うるま市で、恒例の新春闘牛大会が開かれ、牛たちの力強い闘いで会場は熱気に包まれていました。

闘牛が伝統文化として行われている沖縄県の中でも、うるま市は「闘牛のまち」を宣言するなど特に盛んな地域です。

2日、うるま市の多目的ドームで開かれた恒例の新春闘牛大会には、地元をはじめ、沖縄本島各地から重さ800キロから1トンを超える20頭の牛が出場しました。

取り組みは、2頭の牛が角や頭を突き合わせ、どちらか一方が倒れたり逃げたりするまで続けられ、「勢子」と呼ばれる人たちが牛のそばで「ヒーヤイ、ヒーヤイ」などと、かけ声をかけて闘争心をあおります。

わずか4秒で決着するときもあれば、互いに一歩も譲らず15分近くかかる闘いもあり、さい先のよい1年のスタートを後押しするような牛たちの力強い闘いに、会場から大きな拍手が送られていました。

闘牛を初めて見たという那覇市の女性は「楽しくてわくわくしました。忍耐強い牛もいれば、逃げていく牛もいて楽しいです。忍耐強く頑張れる年にしたいです」と話していました。