国頭村が村内のホテルや観光施設などめぐる無料バスの実証実験

国頭村は観光客の利便性を向上させようと、村内のホテルや観光施設などをめぐる無料のバスの実証実験を始めました。

実証実験は、観光客の利便性を向上させようと国頭村が国の補助金を使用して始めました。

初日の25日は、道の駅「ゆいゆい国頭」で記念の式典が開かれ村や観光業の関係者が出席しました。

この中で国頭村の知花靖村長が「バスの運行により、国頭村の魅力を観光客の皆さんに伝えることができると期待します」とあいさつしました。

このあと、関係者が見送る中、バスが出発しました。

バスは村内の宿泊施設や観光施設、それに辺戸岬などの観光地あわせて19か所に停車します。

1日に4便運行され、料金は無料です。

知花村長は、「観光客の皆さんから村内を巡りたいが交通機関がなく不便だという声があったのでバスを活用して楽しんでいただきたい」と話していました。

実証実験は、毎週水曜日と大みそかと元日を除いて来年2月29日まで行われることになっています。

鳥取県から訪れた男性は、「毎年、沖縄に来ていますが、ふだんレンタカーでは走らない森の中や海岸沿いを見ることができてよかった。公共交通機関の本数が少ないので、これからも続けてほしいです」と話していました。