介護保険料払い戻しのうその電話相次ぐ 自治体が注意呼びかけ

県内各地で、自治体の職員を名乗る人物から介護保険料の払い戻しをめぐるうその電話がかかってくるケースが相次いでいます。
各自治体は、詐欺を疑い、注意するよう呼びかけています。

このうち、石垣市では今月18日午前、60代の女性に市の介護長寿課の職員を名乗る人物から「介護保険料の還付金およそ3万円が受け取れる。銀行のATMへ行き、手続きして下さい」などという、うその電話がかかってきました。

また、この日の午後には市内の別の60代の女性に、似た内容の電話がかかってきたということです。

いずれも現金をだまし取られる被害はありませんでした。

一方、こうしたうその電話は県内のほかの地域でも確認されていて、那覇市によりますと、市のちゃーがんじゅう課の職員を名乗る人物から「介護保険料の払いすぎがある。きょう中に手続きをしないと返せない」などという、不審な電話があったという相談が複数、寄せられているということです。

石垣市介護長寿課の崎山佐和子課長は「介護保険料の還付金について、電話だけでやりとりすることやATMで手続きするよう求めることは絶対にないので、少しでも不安に思えば、詐欺を疑い、1人で対応しようとせず、家族や身近な方、それに役所や警察に相談してほしい」と呼びかけています。