180キロ超も 山芋1本の重さ競う「山芋スーブ」読谷村

収穫した山芋1本の重さを競う「山芋スーブ」と呼ばれる催しが、24日、読谷村で開かれました。

山芋スーブの「スーブ」は「勝負」を意味する方言で、山芋を育てる愛好者でつくる実行委員会が収穫が盛んになるこの時期に毎年開いています。

会場となった読谷村の選果場には、各地区から選ばれた重さ60キロ以上の山芋63点が出品されました。

山芋はそれぞれの出品者がおよそ8か月かけて育てたもので、中には1本の重さが180キロを超えるものもあり、会場に訪れた人たちはさまざまな大きさや変わった形の山芋を興味深そうに見ていました。

実行委員会によりますとことしは台風の影響などで例年に比べ、出品数も少ないということです。

会場を訪れた読谷村の男性は「どういう手入れしたらこんなに大きくなるのか、びっくりするくらいです」と話していました。

重量に加え形状の美しさも評価される「チュラカーギ賞」に輝いた島袋辰彦さんは「日頃から芋がどう育つか、常にかわいがりながら生産しています。愛情が必要です」と話していました。