米軍嘉手納基地にB1爆撃機が2機飛来

アメリカ軍嘉手納基地にB1爆撃機が2機飛来しています。
関係者によりますと、20日、嘉手納基地に着陸したということです。

21日、NHKのヘリコプターが午前10時40分ごろに撮影した映像では、嘉手納基地にB1爆撃機が2機、駐機しているのが確認できました。

周辺に兵士などの姿は見られませんでした。

関係者によりますと、2機は20日、嘉手納基地に着陸したということです。

アメリカ空軍のホームページなどによりますと、B1爆撃機は、核兵器の搭載能力は外されていますが、アメリカ空軍が保有するB2爆撃機とB52爆撃機とともに「戦略爆撃機」として運用されています。

機体内部には最大およそ34トンの爆弾やミサイルを搭載することができ、最大速度はマッハ1.2とされています。

B1爆撃機をめぐっては、20日、韓国軍の合同参謀本部がアメリカ空軍のB1爆撃機が朝鮮半島上空に展開したと発表しています。

北朝鮮はB1爆撃機を強く警戒していて、韓国メディアは、グアムにあるアメリカ空軍の基地から飛び立った場合、大量の爆弾を搭載して2時間以内に朝鮮半島上空に展開できると伝えています。

【嘉手納町の道の駅 B1爆撃機を写真に撮る人の姿も】
アメリカ軍嘉手納基地を一望できる嘉手納町の道の駅には、21日、多くの観光客が訪れていて、B1爆撃機を写真に収めようとカメラを構える人の姿も見られました。

福岡県から訪れた50代の女性は「きのう、移設工事の裁判もあり基地のことを考えたいと思い、オスプレイのある普天間基地を見てから来ました。爆撃機については知りませんでしたが基地のことを自分ごととして考えないといけないなと思います」と話していました。