米軍嘉手納基地のF35ステルス戦闘機 飛行中に部品落下

18日、アメリカ軍嘉手納基地に所属するF35ステルス戦闘機の飛行中に機体から重さおよそ900グラムの部品が落下していたことが分かりました。
アメリカ空軍は落下を認めた上で「状況を確認している」としています。

嘉手納基地に司令部を置く、アメリカ空軍第18航空団によりますと、18日、嘉手納基地を離陸したF35ステルス戦闘機が基地に戻った際に機体からパネルが1枚なくなっていることが分かったということです。

パネルは、長さおよそ43センチ、幅およそ30センチ、重さがおよそ900グラムで、離陸する際には機体についていたことが確認されているということです。

第18航空団は「海上を飛行中に外れたと見られる」としていて、これまでに落下による被害やけが人の情報は入っていないということです。

第18航空団はNHKの取材に対し、「現在、落ちたパネルの状況を確認している。引き続き、安全な飛行作戦を実施していく」とコメントしています。

飛行中のF35ステルス戦闘機から部品が落下したことについて、嘉手納基地を抱える沖縄市と嘉手納町、北谷町で作る協議会=三連協の会長を務めている沖縄市の桑江市長は「同様の事故は、過去にも発生しており、嘉手納飛行場周辺で起こる可能性も否定できないため、原因究明及び再発防止策を講じ、その情報を公開するよう要請を行いたい」とするコメントを発表しました。