「ウクライナ避難民の託児所支援を」沖縄で寄付呼びかけ

沖縄出身の男性が、ポーランドで運営しているウクライナ避難民の託児所を支援しようと、沖縄で寄付が呼びかけられています。
返礼品としてウクライナで作られたお菓子を受け取ることもできるということです。

託児所はことし7月、戦争が続くウクライナの隣国、ポーランドで沖縄出身の東優悟さんが開設し、ウクライナ避難民の子どもたち16人が利用しています。

今月15日には東さんの両親が県庁で会見し、運営費用はほとんどが日本からの寄付で賄われているものの、関心が薄まっているせいか、資金が不足するようになっていると説明しました。

このため、返礼品として託児所で働くウクライナ避難民の母親が作ったお菓子を渡す取り組みを始めたということで、あらためて寄付を呼びかけていました。

渡されるのは、煮詰めたリンゴをペースト状にして乾燥させた柔らかい歯ごたえのお菓子で、袋には託児所の子どもや沖縄のイラストレーターが描いたリンゴの絵が貼られています。

那覇市内のカフェなど2か所に置かれ1500円以上を寄付すると受け取ることができるほか、今月21日には県庁前の広場でも配布することにしています。

支援を呼びかけた東俊騎さんは「託児所を続けることで、子どもたちに戦争を忘れてのびのびと過ごしてほしいと思っています」と話していました。

託児所への寄付は、返礼品が不要な場合でも口座振り込みなどで受け付けているということです。