南城市長の運転手をしていた女性 セクハラ受けたとして提訴へ

南城市の古謝景春市長の運転手をしていた女性が、「市長からのセクハラによって精神的苦痛を受けた」などとして、年明けにも損害賠償を求める訴えを起こすことがわかりました。
市長はセクハラを否定しています。

訴えを起こすのは、南城市の古謝市長の運転手として去年8月からことし3月までの間、市と業務委託契約を結んでいた女性です。

女性の弁護士や南城市によりますと、女性は、古謝市長から胸を握られたり、ことばによるセクハラを受けたりして、運転手としての業務ができなくなったと主張しているということです。

弁護士によりますと、女性は年明けにも、古謝市長か南城市を相手に損害賠償を求める訴えを起こすことにしています。

一方、古謝市長はNHKの取材に対し、車から降りる際に礼のつもりで肩をたたくくせはあるとした上で、「セクハラはしておらず、司法の場で争うことになると思う」と話しています。

また、南城市は、女性が市の職員ではないため、規定上、女性が要望した第三者による委員会は設置できず、運転業務もできなくなったため、契約を当初より3か月早めて解除したと説明しています。