那覇市にオープン!デジタルアート遊園地


もうすぐ冬休み。家族や友人と出かけることも増えますよね。那覇市おもろまちには、15日、一風変わった遊園地がオープンします。いったいどんなところなのか、一足先に行ってきました。
(NHK沖縄 仲本奈鶴季)

【デジタルアートがいっぱい】

(仲本キャスター)
「ただの遊園地ではありません。
最新のIT技術を使った学べる遊園地なんです!」

報道関係者に公開された、こちらの施設。展示されているのは、最新技術で生み出された12のデジタルアート作品です。壁や床に映し出された色鮮やかな映像は、その場にいる人の動きに反応してさまざまに変化。まるで作品の世界に入り込んだような感覚です。この空間を作り出したのは、デジタル技術を駆使した作品で知られる
「チームラボ」です。世界各地で展示会を行い、観客動員数は、のべ1500万人に上ります。

【大人も子供も楽しみながら学べる】

(仲本キャスター)
「こちらの作品。空から降っているのは…象形文字です!」

施設のテーマは「学ぶ」。降ってくる象形文字に触れると動物の形に変化する展示では、象形文字の成り立ちや意味を学ぶことが出来ます。象形文字に触れると、さまざまな動物や植物が次々と生まれ、物語が展開されていきます。

(仲本キャスター)
「歩くだけで汗が出そうなこちらの作品。見て、動いて、五感で自然を感じることが出来るアートです!」

足元に広がる谷。ここに住む生き物たち、自分で生み出せるんです。正体は、壁にずらりと並んだ塗り絵。「ミヤコヒキガエル」に「キシノウエトカゲ」、「オオサンショウウオ」など。すべて、レッドリスト=絶滅危惧種に指定されている生き物です。選んだ生き物に好きな色を塗って…。

(仲本キャスター)
「完成しました。ミヤコヒキガエル!かわいくなって愛着がわきます」

完成したらスキャンして、デジタル化。すると、ついさっき色を塗ったミヤコヒキガエルが動きだし、他の人が塗った生き物が住む自然の中に現れました。人が近づくと逃げたり、ほかの動物に食べられたり…。自然界の食物連鎖を学ぶきっかけになります。

(チームラボ西口 正人さん)
「思うままに体を動かして、さまざまな体験をしていただきたい。ここでの気付きや学びがきっかけでデジタルアート関連の仕事につくこともあるかもしれない。そういう経験を今のうちからしていただきたい」

「チームラボ 学ぶ!未来の遊園地」は15日にオープンし、午前10時から午後8時まで開園しています。