“オスプレイ飛行停止を”宜野湾市議会議長が沖縄防衛局に要請

アメリカ空軍のオスプレイが鹿児島県の屋久島沖に墜落した事故を受けて、沖縄県の宜野湾市議会の議長などが沖縄防衛局を訪れ、事故原因が究明されるまでの飛行停止や外来機の飛来禁止などをアメリカ軍に求めるよう要請しました。

先月29日、鹿児島県の屋久島の沖合でアメリカ空軍のCV22オスプレイが墜落した事故を受けて、普天間基地を抱える宜野湾市議会の呉屋等議長らが13日、沖縄防衛局を訪れ伊藤晋哉局長と面会しました。

この中で、呉屋議長は「オスプレイは開発段階からトラブルが絶えず、国内外で重大な事故が繰り返し発生している。今回の事故に対し厳重に抗議する」と述べました。

その上で、事故の原因が究明されるまで普天間基地においてMV22オスプレイの飛行を停止することやCV22オスプレイを含む外来機の飛来を禁止することなどをアメリカ軍に求めるよう要請しました。

これに対し、伊藤局長はアメリカ側から可能な限り事故に関する詳細な情報を共有するという説明を受けているとした上で、「米軍機の運用に関しては飛行の安全の確保が最優先だ。引き続き、アメリカ軍と緊密に連携して不安を解消できるよう取り組んでいく」と述べました。

要請のあと、呉屋議長は「今回の事故で県民は大変不安を感じている。事故究明をした後の1日も早い情報の提供を期待している」と話していました。