第一航空 新石垣ー波照間などの路線運航へ 飛行訓練始める

航空会社の第一航空は、来月から新石垣空港と波照間空港などを結ぶ路線の運航を始めるため、8日から飛行訓練を始めました。

大阪に本社を置く第一航空は、新石垣空港と波照間空港、多良間空港をそれぞれ結ぶ路線の運航について、来月中旬から始める方向で調整を進めています。

運航開始に向けて、新石垣と波照間の間でパイロットが路線に慣れるための飛行訓練が8日から始まりました。

機体は午前9時50分に新石垣を離陸すると、およそ20分後の午前10時13分に波照間に着陸しました。

空港での荷物の受け渡しや保安検査なども第一航空の職員が担うため、機体に乗っていた職員が空港の建物の中で保安検査の手順などを確認していました。

第一航空によりますと、8日の訓練では特にトラブルはなく、安全に飛行が行われたということです。

第一航空の湊千尋運航部長は「島民の皆さんを長い間待たせてしまったが、安全に運航できるようにしっかり訓練を行いたい」と話していました。

波照間公民館の館長を務める仲底善章さんは「10何年もの間止まっていたのでようやく再開となりうれしい。石垣より先に行くのが便利になる」と話していました。

訓練は9日、石垣と多良間の間で行われ、今月下旬まで実施する予定です。