アジアの留学生 沖縄の伝統に親しむ 「紅型」づくり体験会

アジアからの留学生に沖縄の伝統に親しんでもらおうと、「紅型」づくりの体験会が7日、那覇市で開かれました。

体験会は那覇市上之屋の日本語学校で開かれ、ネパール、ミャンマー、中国、韓国の4か国の留学生36人が参加しました。

いずれも1年以上日本語を学んでいて、浦添市にある紅型工房の職人から琉球王国時代に紅型の着物が使われていたことなど説明を受けたあと、コースターづくりに挑戦しました。

コースターの図柄はハイビスカスや魚、セミなどで、留学生たちは明るい色と暗い色を組み合わせ立体感を出しながら作品を仕上げていきました。

そして、色づけしたコースターの出来栄えを確認しあっていました。

ミャンマーからの留学生、スエ・スエ・ウィンさんは「思っていたより難しくなかったです。絵を描くことが好きなので今度は大きい紅型づくりをやってみたい」と話していました。

授業を企画したステップワールド日本語学院の劉綾乃教務主任は「とても楽しそうに体験しているのでよかった。母国に帰ったあとも持ち帰った紅型を使って沖縄の文化を紹介してもらいたい」と話していました。