難病の子どもたちにベッドの上で遊びができるおもちゃ 贈呈

難病に悩まされている子どもたちなどが楽しめるように、ベッドの上などでさまざまな遊びができるおもちゃの贈呈式が行われました。

これは、難病や障害に悩まされている子どもたちや家族が楽しめるようにと、「東京おもちゃ美術館」と「日本財団」が全国各地で贈呈しているもので、今回は県内4つの医療施設に贈られました。

贈呈式は7日、国頭村の「やんばる森のおもちゃ美術館」で行われ、東京おもちゃ美術館の多田千尋館長から木やプラスチックなどでできたおよそ70個のおもちゃが入った箱が、それぞれの施設の代表に渡されました。

おもちゃは、ベッドの上などでさまざまな遊びができるようになっていて、このうち、サクラやセンダンなどでできた木琴は、どうたたいても沖縄の音楽のように聞こえる仕組みです。

贈呈を受けた名護療育医療センターの仲本千佳子医師は「うちの施設は体が思うように動かせないお子さんが多いのですが、振動や音など五感すべてを使った遊びができるおもちゃなので、楽しめそうだなと思います。とてもありがたいです」と話していました。

東京おもちゃ美術館の多田千尋館長は「病児といえども遊びをなくすのはいけない。おもちゃというのは、人と人とをつなぐ接着剤なので、みんなとの結びつきにもつながってほしいです」と話しています。