数十年に1度しか咲かないリュウゼツランの花 糸満市の郵便局

数十年に1度しか花が咲かないとされる「リュウゼツラン」が糸満市の郵便局で花を咲かせ、訪れた人たちを楽しませています。

「リュウゼツラン」は、メキシコや中南米に広く自生している多肉植物で、数十年に1度だけ花を咲かせるといわれています。

糸満市の兼城郵便局でおよそ10年前から植えられている「リュウゼツラン」は、先月初めごろにおよそ3メートルの茎に多くのつぼみがついているのが確認されていました。

そして、先月下旬から花が咲き始め、いまでは茎の中段部分の広い範囲に黄色い花を咲かせています。

郵便局を訪れた人たちは、美しく咲いた花をスマートフォンで撮影したり眺めたりしていました。

豊見城市の50代の会社員は「観葉植物みたいですね。珍しい花なので、見ることができ、貴重な体験ができました」と話していました。

兼城郵便局の大嶺智局長は「今の調子で暖かいと、あと1か月ぐらいでさらに上のつぼみまで咲くのかなと思っています。なかなか見られない花なので、郵便局に来るついででもかまわないのでご覧になっていただきたい」と話していました。