来年1月までの3か月の来県観光客数 202万人の見通し

沖縄観光コンベンションビューローは来月までの3か月に国内外から沖縄を訪れる人は前の年の同じ時期と比べて13%増え、合わせて202万人となるという見通しを発表しました。

沖縄観光コンベンションビューローは、航空会社などへの聞き取りに基づき、国内外から沖縄を訪れる観光客の数を試算しています。

それによりますと、先月が69万人、今月が67万1000人、来月が65万9000人となる見通しで、3か月合わせると202万人で、前の年の同じ時期と比べておよそ13%増える見通しだということです。

国内については、新型コロナの感染拡大前とほぼ同じ水準か、それ以上の観光客数が見込まれています。

東京や大阪を出発する便や離島直行便の需要が高く、修学旅行はコロナ禍前に近い水準まで回復しているということです。

また、海外から訪れる観光客数は、シンガポールや台湾の高雄を結ぶ路線が運航を再開する一方、中国路線の需要低迷などからコロナ禍前の7割程度の回復となっています。

沖縄観光コンベンションビューローの担当者は「海外路線で新たに運航したいというニーズはあるが、空港の保安要員などの人員不足で受け入れ体制が整っておらず、需要を取りきれていない。人材確保の施策が必要だ」と話しています。