新石垣空港と波照間空港などを結ぶ路線 運航開始へ

航空会社の第一航空は、新石垣空港と波照間空港などを結ぶ路線の運航を来年1月から始めるため、今月8日にも各路線を往復する訓練を始める方針であることが分かりました。

大阪に本社を置く第一航空は、去年4月末に新石垣空港と波照間空港、多良間空港をそれぞれ結ぶ路線の運航を始める予定でしたが、訓練中のトラブルで延期していました。

第一航空は、来年1月から運航を始める方向で調整を進めていることが分かりました。

いずれの路線も曜日を決めて週に数回、1日1往復で運航する予定で、乗客は十数人を予定しているということです。

運航開始に向けて、天候がよければ今月8日から路線を実際に往復してパイロットが運航に備える訓練を行うということです。

関係者によりますと、訓練は◇今月8日は新石垣空港と波照間空港の間で、◇9日には新石垣空港と多良間空港の間で実際の運航時間に合わせて行うということです。

第一航空は、NHKの取材に対し「運航を始める正式な日程は決まっておらず、お答えすることはできない」としています。

2つの路線は以前、琉球エアーコミューターが運航していましたが、採算がとれず平成19年11月までに廃止されました。

県によりますと、2つの路線が開設された場合、年間およそ1億3000万円の赤字が出ると試算されていて、県や竹富町、多良間村が補てんすることになっています。