久米島空港と下地島空港を結ぶチャーター便の実証運航へ

久米島町はより多くの県外からの観光客の誘致につなげようと、来年2月に離島の空港どうしを結ぶチャーター便を運航する実証運航を行うことになりました。

チャーター便は、久米島空港と宮古島市の下地島空港を、来年2月7日から14日までの間、9日と12日を除いて1日1往復する予定です。

久米島空港は那覇空港との間の便しかない一方で、下地島空港は羽田や神戸などとの間の直行便があり、久米島町では、県内の離島の間をめぐる周遊観光を進めることで、県外から久米島への観光客のさらなる誘致につなげる狙いです。

久米島町は、実証運航として1000万円の予算を組んでいて、運航は、過去にも久米島空港と下地島空港を経て県外との間を行き来するチャーター便の実績を持つフジドリームエアラインズが84人乗りのジェット機で行います。

座席は旅行会社などを通じて今月末から来月にかけてツアー商品として販売されるということで、久米島町は期間中の搭乗者の目標はおよそ600人としています。

久米島町の桃原秀雄町長は「今回の実証運航で観光客や双方の離島住民の往来など動向を分析し、将来的な定期便化を見据えた取り組みへとつなげたい」とコメントしています。