バイク転倒死亡事故 死亡の運転手と知人2人を書類送検

ことし4月、浦添市の国道58号の沖縄西海岸道路でバイクが転倒し、当時35歳の運転手が死亡した事故で、警察は運転手を酒気帯び運転などの疑いで、現場にいた知人2人を証拠隠滅や犯人隠避の疑いでそれぞれ書類送検しました。

ことし4月、浦添市の国道58号の沖縄西海岸道路で、那覇市方面に向かっていたバイクが中央分離帯に衝突し、転倒しました。

この事故で、那覇市の当時35歳の運転手が頭などを打ち、意識不明の状態で病院に運ばれましたが、その後、亡くなりました。

当時、「バイクは2人乗りで、運転手がバイクに乗り、走り去った」という目撃情報が得られたことなどから、警察はひき逃げ事件として周辺の防犯カメラなどの捜査を進めてきました。

その結果、バイクには死亡した運転手しか乗っていなかったことがわかったほか、運転手の血液から基準値のおよそ7倍のアルコールが検出されたことから、警察は酒気帯び運転などの疑いで被疑者死亡のまま書類送検しました。

また、バイクの後ろを走っていた車には運転手の知人2人が乗っていて、このうち39歳の容疑者を、バイクを持ち去ったことを認めたことなどから証拠隠滅の疑いで、27歳の容疑者を、うその目撃情報を話したことを認めたことなどから犯人隠避の疑いで、それぞれ書類送検したということです。

3人は事故の前に飲食をともにしていたとみられるということで、浦添警察署の島袋貴男副署長は「年末に向けて飲酒の機会が増えるが、飲酒運転は絶対にしないで下さい」と話しています。